JRA オンライン馬券購入停止が家族の申請で可能に
2017年12月25日に、JRAから「家族申請によるネット投票の利用停止について」が発表されたんだけど、今回も誤解を恐れずに、だい〜ぶ噛み砕いて説明してみようと思う。
オンライン馬券ってなんなの?
日本の競馬はオンラインでも馬券が購入できるシステムが導入されているんだよね。

余談なんだけど、実際に落ち込んでいた競馬の売り上げが、このシステム導入でV字回復!そりゃそうだよね、家でもどこでも買えるんだもん。
言ってみりゃ、カジノに行くかオンラインカジノで遊ぶかみたいなもんだね。さらに言うとオンカジ(スポーツベット)では海外競馬にも賭けられるけどねぇ!!!
まぁつまり、政府が「YOU もっとプレイしちゃいなよ」という姿勢だったわけだ。
そりゃ、競馬だってボランティアじゃ無い、収益産まなきゃダメなわけですよ。
でも、IR法案だって!IR法案なんていうのがきちゃったんだって!
IR法案でなんだか「ギャンブル依存症対策」って問題になってる!

「あれ?これヤバくね?もしかして、突き上げ食らっちゃう?」
だよねぇ、カジノだけじゃなくて既存の公営ギャンブルが対策とれてないって言ったらお粗末すぎるよね。実際とれてなかったわけだけどさ。
で、大慌てで導入したのが「僕ヤバい。自分じゃ止められない、借金まみれに・・・」という人に、本人申請ベースで利用停止ができるようになったのが2017年10月。
白熱するギャンブル依存症対策の中「本人申請だけじゃこれも足りない、ヤバいって!怒られるって!」ってことで、2017年12月に家族も申請できるってことにしたの。
本人が「僕依存症なので止めてください」っていう申請をしてくるケースはオンラインカジノでもあるんだよね。もちろんカジノはその連絡を受けた時点でアカウント停止処理をするので、プレイはできなくなります。
家族が停止できるの?
そう、家族が停止できるの。でもね、家族の定義っていうのがまた議論の対象でさ「同居親族のみが申請可能で、別居の場合には申請不可」なんだよね。微妙。別居まで広げる可能性はあるらしいけど、現在の線引きは同居にしているとのこと。
「依存症でないのに家族が勝手にとめるなどの悪用の可能性もあるので」とはいうものの、そういうケースにも対応できる処理フローがあればいいんじゃ無いの?
これ、どうみても突貫工事すぎるよねw
停止されてもネット以外だったら買えるの?

んー、ネット購入の停止だけで止められるのであれば「停止してください!」ってならないと思うんだけど。で、今後の展望についてちょっと調べてみたら「ゆくゆくは全てのチャンネルに広げていきたい」という構想はあるみたい。だけど、実際にそれが導入されるかはかなり怪しい。
他の公営ギャンブルにも影響は出る?
そりゃそうだよね、出ないわけ無い。
ネットは悪の抜け穴だ、みたいな対応は明らかにばかばかしいけど、そら、各団体炎上したく無いしね、そんなことで注目も集めたく無い。
ということで、JRAに後追いするように各公営ギャンブルも調整が入ってる模様。
いろいろな所に波及しているIR法案、今後もジャパカジはIR法案の行方を追っていきます!