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ジョン・ヘスプのポーカー人生

ジョン・ヘスプ（John Hesp）をご存知でしょうか？

世界ポーカー選手権であるWSOP2017（2017年のワールド・シリーズ・オブ・ポーカー）のファイナル9に残り、メインイベントで4位に入賞。突如巨額の賞金を獲得した当時64歳の陽気なイギリス人と言えばピンとくる人もいるでしょう。実は過去にジャパカジでもご紹介しています。

きっと泣く子も黙る大御所で、巨額の賞金を受け取り優雅に豪華な暮らしをしているギャンブラーでしょう？って思ったあなたは大ハズレ！トレードマークとなっている派手な衣装と明るい個性で、多くのファンを持つジョン・ヘスプですが、67歳となった2020年夏、インタービューに答えています。そんな現在の姿を交えて改めて紹介します！

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ポーカーが趣味のおじさんに何が起こったか？

イギリス・西ヨークシャーの小さな港町に住む、64歳のジョン・ヘスプ。地元のカジノで趣味としてポーカーを楽しむアマチュアプレイヤーは、人懐っこく明るく陽気な性格でいつもテーブルを賑わしていました。そんな、7人の孫を持つイギリス人のおじさんは、ビジネスマンとしての仕事をほぼ引退して、その年、2017年に人生で初めてラスベガスを訪れたのです。彼にとってのポーカーは趣味の範囲で、この年にラスベガス旅行をする前までは、地元のカジノで£10ベットでプレイしていたアマチュアポーカープレイヤー。それまでの獲得賞金は、地元のカジノイベントで数百ポンドだったそうです。

そんな、いたって平凡なおじさんが、WSOP2017のメインイベント・ファイナル9に残り4位に入賞！なんと200万ポンドを獲得して、ポーカー界を席巻したのです。プロの誰もが、アマチュアプレイヤーであるとはまったく信じられなかったそうです。

平凡なビジネスマンの人生を変えたポーカー

このトーナメントでラスベガスを圧巻して巨額な賞金を獲得した後、平凡なアマチュアプレイヤーから一転、一夜にしてポーカー界のスターになったヘスプ氏。ポーカーで200万ポンドを獲得するという輝かしい瞬間から、ジョン・ヘスプの人生はどう変わったのでしょうか？

世界最大かつ最も権威のあるポーカートーナメントであるWSOP（ワールドシリーズ・オブ・ポーカー）で、7,200人のプレイヤーのうち4位でフィニッシュしたのですから、トッププロたちは当然のこと、ポーカー界全体が驚愕しました。当時、他のポーカースーパースターも彼にツーショットをねだったといいます。その中でも、ポーカー界の悪童と異名を取るフィル・ヘルミュース（Phil Hellmuth）は、彼をディナーに招待し、ジョン・ヘスプを応援するひとりとなったのは有名な話です。

ヘスプ氏のトレードマークは、アマチュアポーカープレイヤーの頃から明るくド派手な服装でした。しかし、服装だけでなく性格も明るい彼は、ポーカーテーブルで誰とでも仲良くなり、いつもテーブルに居る人々を魅了しました。皆が、ジョンの人柄に惹き寄せられ、ファンがたくさんできたのも不思議ではありませんね。

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スーパースターの意外な生活

一夜にしてスーパースターになった当時64歳のジョン・ヘスプは、数週間のハイライフをラズベガスで楽しみました。

しかし派手に稼いで派手に遊ぶ多くの賞金稼ぎたちとは異なり、今も彼は高級車などは持たず、休日には妻マンディと一緒にキャラバンで週末を過ごすという、以前と変わらぬ生活を送っています。
一瞬にして億万長者となり、ラスベガスを沸かせて数年がたった今でも、賞金の多くが銀行に入ったままだと言います。

スリル満点のローラーコースターライド

後にジョン・ヘスプは、ラスベガスでのWSOP2017メインイベントを「スリル満点のローラーコースターライドのようだった」と振り返ります。彼は人生の中で、あれほど体が震えた瞬間はなかったと思い返し、そして「私は最初の頃と同じように、ゲームを楽しんでプレイし続ける決心をしました。」と言っています。

ヘスプ氏はポーカーで人生を楽しくできること、そしてポーカーゲームはタバコの煙でいっぱいの部屋で、なけなしのお金を賭けるだけではないことを示し「私が示したことは、ムードを盛り上げ、真剣に受け止めずに楽しむことです」と語っています。

最高のポーカーは友人と

2017年に劇的なゲームをラスベガスでプレイしたジョン・ヘスプ。その後数回、ラスベガスを訪れたこともありますが、今は家で友達とゲームをすることに重点を置いているといいます。「ポーカー仲間は大抵約12人。お互いの家に行き、食べ物とトランプを持ち寄って楽しんでいる」とヘスプ氏は言います。「パンデミックが始まる前に、次の試合は私の家で行われる予定だったので、それを楽しみにしています。」と、コロナ禍を嘆きながらも、友人たちとのポーカーが世界で1番のゲームだと語ります。

映画にも期待

ここまでお話したジョン・ヘスプの驚嘆ポーカー人生を、映画界が放っておくはずはありません。2017年のWSOP以来、映画化の噂が聞こえています。英国の大衆紙デイリー・メールは、彼をモデルにした映画がエミー賞にノミネートされたマーク・アンブローズとニール・ペレットによって制作されることを明らかにしました。まだそれ以降の情報は見当たりませんが、ヨークシャーからラスベガス、そして今度はハリウッドを騒がす日がいつか実現するといいですね！

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