過激派ウルトラスのいるサッカークラブ10チーム

サポーターが過激派なサッカークラブチーム 10チーム

2019年3月10日、イングランドの2部リーグの試合中にフーリガンが暴行事件を起こしたの、知っていますか?

イングランドのチャンピオンシップ第36節のアストン・ヴィラ vs バーミンガム戦、「バーミンガム・ダービー」として知られるこの同郷同士の試合にて起こりました。

事件が起こったのは前半10分、ピッチに乱入したファンがアストン・ヴィラに所属するMFジャック・グリーリッシュ選手に背後から暴行を加えました。ファンはすぐに取り押さえられましたが、その動画はすぐに拡散されました。また、バーミンガムは謝罪声明を発表し、選手に暴行を加えたファンは生涯スタジアム出入り禁止となりました。

もちろんスポーツにはファンがいてナンボの世界ですが、あまりに熱が入りすぎて危険な事件が発生することもあります。そして、世界には危険な過激派クラブサポーターとして知られるウルトラス(熱狂的サポーター)もいます。

「危険なウルトラスたち」として知られるサッカーの10チームの過激派サポーターについて掲載している海外の記事がありました。気になるので、見てみましょ。

 

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#1 ガラタサライ(ウルトラスラン)

ガラタサライ・ウルトラスなんと、最初に日本人が所属するチームが出てくるとは私的には想定外 。

まずは長友選手が所属するトルコのガラタサライ。ここのサポーターは「ガラタサライ・ウルトラス」または「ウルトラスラン」と呼ばれ、世界でも最も熱狂的なサポーターとして知られています。

 

 

2001年、いくつかのサポーターのグループが集まり、「ウルトラスラン」として活動をはじめました。ガラタサライをサポートするために設立されたのですが、悪名高き集団となってしまいました。

ウルトラスランはコレオグラフィーと発煙筒の使用で知られています。ガラタサライのホームで行われる試合では、対戦チームとそのサポーターは「Welcome to Hell (ようこそ地獄へ)」というスローガンで迎えられるのです。

ウストラスランは世界一騒がしいサポーターとしてギネスに載っています。長年に渡り、ピッチ外でもリーズ・ユナイテッド、アーセナル、ベクタシュ、そして最大のライバルであるフェネルバフチェと多くの騒動を起こしています。

ウルトラスランは試合中の感情の高まりとともに暴動行為によりしばしば試合を中断させ、長年に渡り数多くの死傷者を出してきました。

 

#2 SSラツィオ(イッリドゥーチビリ)

ラツィオのウルトラスイタリアのセリエAに所属するラツィオのウルトラス「イッリドゥーチビリ」はイタリアのサッカー界で最も脅威的なウルトラスである。こう唱えたのは、ラツィオの元サッカー選手、パウロ・ディ・カニーオです。パウロ・ディ・カニーオはイッリドゥーチビリよりファシズム式の祝賀を受けたことがあるどころか、元々は彼イッリドゥーチビリの一員だったようです。

1900年代に結成されたこのチームは、悪名高いあの独裁者のムッソリーニと軍事関係を持っていたと考えられています。

対戦チームのサポーターと何度もゴリゴリなケンカを繰り広げてきたラツィオのウルトラスは、自分たちがネオナチに所属しているということを隠そうともしません。

同郷のクラブとなるASローマも暴力的なサポーターとして知られているので、ローマダービーの時にはピッチ内の試合よりも、むしろスタジアム外での行動に注目が集まります。

反ナチスサポーターに対するテロ活動とさえも繋がっていて、2012年の対トッテナム戦では、周到に計画された攻撃に関与し、トッテナムサポーターの数名が病院に運ばれました。

近年ではイッリドゥーチビリによるアウェーチームの選手やサポーターに対する人種差別を良しとするラツィオの選手もおり、イタリア国内だけでなく世界で最も嫌悪されているクラブの一つとされています。

 

#3 レッドスター・ベオグラード(デリエ)

レッドスターのウルトラスセルビアの首都、ベオグラードに本拠地を置くクラブチームのレッドスター・ベオグラードのウルトラス「デリエ」も悪評を勝っています。

ウルトラス集団は1989年にいくつかの小さなグループのファンが団結して結成し、それ以来スタンドにも名前が刻まれるなど、クラブから名誉を讃えられてきました。

1990年5月13日、デリエはクロアチアのクラブチーム、ディナモ・ザグレブとの試合のためにザグレブを訪れた際にサッカー歴史上最悪の暴動に関与しました。クロアチアの独立が差し迫るなど、クロアチアに政治的な混乱があったなか、双方のクラブのファンは試合終了後、長時間に及ぶ暴動事件を起こすことに。

デリエはユーゴスラビア戦争で民兵の指揮を取ったアルカン率いる軍事組織の基地をも提供するなど、多くの問題に関与し、ヨーロッパから5年間追放されました。

近年でも、レッドスターとパルチザンのダービー戦は流血騒動になることが多いと報告されています。

 

#4 ミルウォール(ミルウォール・ブッシュワッカーズ)

ミルウォールのウルトラスミルウォールFCのウルトラス「ブッシュワッカーズ」はかなり暴力的なフーリガンとして知られ、1970年代〜80年代は特に顕著でした。

まず最初のトラブル発生は1965年11月のブレントフォードとの試合にて、何者かがブレントフォードエンドからピッチに手榴弾を投げ込んだことが始まり。その時手榴弾自体は爆発しませんでしたが、この行為はファンの間での暴動を引き起こすことになりました。

クラブに関して報告されたブッシュワーカーズの最悪の暴動事件は1985年、FAカップの準決勝でルートン・タウンとの試合に1 − 0で敗れた直後のこと。サポーターがピッチに乱入し、選手・審判・相手サポーターを襲い危害を加え、逮捕者が31人出る騒動に。

ただ、この出来事は序章でしかなく、それからも暴動、相手チームファンとのケンカ、多くの禁止行為などの数多くの問題を引き起こし、世界で最も暴力的なウルトラスがいるクラブとして悪評を買っています。

 

#5 リベール・プレート(ロス・ボラチョス・デル・タブロン)

リベール・プレートの様子ラテンアメリカのサッカー界を牛耳っているバッラ・ブラーバグループの一員でアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに拠点をもつチーム、リベール・プレート。
このチームのウルトラス「ロス・ボラチョス・デル・タブロン」はピッチ外での行動に悪評を買ってきました。
ウルトラスは殺人を含む多くの犯罪に関与してきています。特に、ボカ・ジュニアーズやニューウェルズ・オールドボーイズのようなライバルとの対戦では、ウルトラス同士のひどい暴動を引き起こす傾向にあります。

2002年、リベール・プレートがボカ・ジュニアーズと対戦した際、ボカ・ジュニアーズのファンの1人が撃たれ、試合が中断。2004年にはチームのウルトラスはニューウェルズ・オールドボーイズのサポーターのバスを待ち伏せし、暴動を起こし、ファンの2人が死亡した他、多くの負傷者を出す事件を起こしました。

大混乱に陥ったのは2011年、110年間で初めてクラブの降格が決まった時。警察との激しい争いとなり、65名の負傷者が出ました。ウルトラスにはその後の10年間、2手に別れた強力な集団同士がどちらがそのリーダーとなるかでウルトラス内戦が起こり、権力闘争にもなりました。

1958年からこれまで殺傷事件なども引き起こしたフーリガニズムは注目されています。しかしながらウルトラスは暴力的な行為も権力闘争も改める気はないようです。

 

#6 ウニベルシタリオ・デポルテス(トリンチェラ・ノルテ)

トリンチェラ・ノルテペルーのウニベルシタリオ・デポルテスのトリンチェラ・ノルテと呼ばれるウルトラスは南米で最も凶暴なウルトラスのひとつとして広く知られています。その凶暴さゆえ、2013年のクラブ設立25周年記念の祝賀会中止も検討されましたが、祝賀会は実施され、むしろ選手たちはサポーターへの感謝と愛を表すために参加しました。

南米のサポーターグループ、バッラ・ブラーバグループに属し、熱狂的ではあるものの同時に残忍なトリンチェラ・ノルテはこれまで試合がある日には数え切れないほどのトラブルを起こしており、相手チームの選手やファンに対して嫌がらせを続けています。

1990年代のはじめ、多数の暴力事件によってウルトラスの中心人物の多くが逮捕されましたが、その出来事はウルトラスたちを抑制することなく、それ以来ラテンアメリカだけでなく世界的に悪評を買っています。

トリンチェラ・ノルテも元々は2つの小さなグループ間の権力闘争があり、それによって多くの試合日が変更になったり、サポーターが死亡するという事件も引き起こしています。

 

#7 メタリスト・ハルキウ

一見普通に見えるメタリストのウルトラス2016年に経営破綻したウクライナのクラブ、メタリスト・ハルキウですが、このクラブにもかなり熱狂的なウルトラスがいたようです。ただ、スポーツにおいて情熱と暴力というのはよく混同され、これによってクラブが問題を抱えていたのも事実です。

このウルトラスは最大のライバルのディナモ・キエフと度々衝突し、双方がスタジアムに集まった時に勃発する暴動は特に珍しい光景でもなかったようです。

にも関わらず、2クラブのファンはメタリスト・ハルキウのウクライナリーグでの最後の両者決戦となった日にはハルキウのサポートのために集結し、クラブがサッカークラブとしての地位を維持するための経営力のないということを20分間に渡って主張しました。クラブはもう存在しませんが、今2つのチームがハルキウ州のチームとして登録されていて、またこの2チームのウルトラスが悪評を買うようになるのも時間の問題かもしれません。

 

#8 フェレンツヴァーロシュ (グリーンモンスターズ) 

グリーンモンスターズは一見普通のサポーターハンガリーのクラブの中で人気トップのフェレンツヴァーロシュは、EUのサッカーの中では決して大きいクラブとは言えませんが、「グリーンモンスターズ」と呼ばれるウルトラスはピッチの外でもチームのサポートにベストを尽くします。

意外なことに、このハンガリーのサッカークラブのファンたちはヨーロッパでは最も暴力的なウルトラスのひとつであると認識されていています。最大のライバルのウーイペシュトとの決戦では、野球のバット、チェーン、スタンガンなどを所持し、サポーター同士の暴動に発展します。

 

発足以来、グリーンモンスターズたちは前述のミルウォールやディナモ・キエフなどのように暴動を起こしてきましたが、重要な試合や名誉ある試合にて起こした暴動も特に後悔している様子もみられません。このウルトラスは自分たちの暴力行為が栄えある行動だと主張し、結果に関わらずその行動そのものがチームの最大の利益になると信じています。

ハンガリーのサッカー協会はウルトラスによる暴力行為を懸念しており、対策を講じていますが、グリーンモンスターズの暴力行為を抑制するには至っていません。

 

#9 バルセロナ (ボイショス・ノイス)

フィーゴの写真を燃やすウルトラスここ数十年もの間、世界のサッカー界を牽引してきたクラブは、その土地柄からか品のあるクラブのイメージもあります。しかしバルセロナのウルトラス「ボイショス・ノイス」は「品」という言葉とは程遠い、直訳通りの「クレイジー・ボーイズ」です。

カタルーニャ分離主義と政治的に同調していると考えられているこのウルトラスグループは1981年に発足し、ジョアン・ラポルタ元会長に2003年にスタジアムから追放されるまでは、クラブとも特別な関係を築いてきました。

1985年UEFAチャンピオンズカップ決勝の前にリヴァプールとユヴェントスファンの間で起こった群衆事故、「ヘイゼルの悲劇」。その直後にこのウルトラスは平然とリヴァプールを称賛するバナーをカンプ・ノウスタジアムにて掲げて暴力を支持する声をあげたのです。

1991年にはウルトラスのメンバーの1人が同郷のライバル、エスパニョールのファンを殺害した罪で26年間の懲役を受けることになり、全国のサッカーファンに衝撃が走りました。その後ウルトラスたちはスタジアム内で節度を持って行動することに同意はしたものの、クラブはウルトラスのスタジアム外での問題行動に介入することはできず、当のウルトラスも問題行動を起こすことに躊躇いはなかったようです。

2000年代に入りルイス・フィーゴがバルセロナからレアル・マドリードへ禁断の移籍をした後、試合のためバルセロナの本拠地へ足を踏み入れたフィーゴに対し、怒り狂ったウルトラスがゴミや豚の頭をピッチに投げ込んだというのも有名な話。

さらには人種差別的な問題もあり、2003年にユダヤ人のラポルタ氏が同クラブの会長に就任するということに対し猛反対し、ラポルタからスタジアムより追放をされた後は、殺害予告を出したり自宅近くで襲撃事件を起こしました。

スタジアムからは追放されたままではあるものの、このウルトラスたちが完全に入れないという訳でもないらしく、このレジェンド級のクラブがこの問題とどう向き合い、再発防止をしていくのかはまだわかりません。

 

#10 レアル・マドリード (ウルトラス・スール)

ウルトラスール1980年代に結成されたレアル・マドリードのウルトラス、「ウルトラス・スール」のリーダーはジョセ・ルイス・オチャエタという人物でした。何度か逮捕履歴があり、いくつかのスポーツ施設では出入禁止になっています。

レアル・マドリードへの愛と、自分たちはクラブの顔であると信じ、彼ら自身のやり方で相手ファンの挑発を対処してきた結果、スペインでは最も暴力的なウルトラスであるという世評を得ることになりました。

前出ラツィオのウルトラスと似たような傾向にあると考えられていて、保守的な政党を支持し、人種差別的な行動により悪評を買っています。

このウルトラスは過去何度も暴力沙汰を起こしており、1983年にはライバルのバルセロナとの間で乱闘騒ぎとなる暴動を起こし、その後1985年、86年と続いてインテルミラノのファンとも騒ぎを起こしています。

このようなウルトラスによる行動に対し、すぐに他のファンの間で不安の声が上がりましたが、ウルトラスールは試合前後を含む試合全体の流れを止める問題行動を止めることはせず、また逮捕沙汰になっています。

最近ではいく人かの選手に対しての人種差別的な行動が問題視され、UEFAによってクラブへの調査が行なわれています。

現会長のフロレンティーノ・ペレスによって出入禁止を宣告され、現在このウルトラスたちはスタジアム外で復活を要求する抗議活動を定期的に行なっています。

 

ファン全てがウルトラスではない

ウルトラスはこの記事に出ているものだけではなく、世界中にもっといるとは思いますが、今回は海外の記事をベースに目立つウルトラスを載せました。

もちろんですが、ここで出てきたクラブのファンが全てウルトラスに属しているという訳ではありません

ほとんどのファンは純粋にスポーツ観戦をしにスタジアムに出向いてサッカー観戦を楽しんでいますが、一部の過激なファンたちが暴動を起こし、結果としてファン全体が悪評を買うことになってしまっています。実際に、すでにウルトラスたちは出禁になっているのもあり、私がスペインでサッカー観戦をした時はマドリードダービーの時でしたが、熱はこもっているものの暴徒化している人は見られませんでした。

もちろん、日本人は穏やかな国民性なので、サッカーの試合で上記のような暴動が起きることはまず考えにくいですが、国やチームによっては暴力沙汰を起こすこと=栄光みたいになっているのも事実のようですね。

熱が入ってしまう気持ちもわからなくはないですが、せっかく応援しているのにスタジアム出禁を食らうのは元も子もない。みなさん、スポーツは楽しく観戦しましょうね(*゜∀゜)=3

 

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