オリンピックはアマチュアの祭典?

オリンピック:「アマチュアの祭典」でなくなった事情

 

五輪マーク第32回に当たるオリンピック東京大会までまもなくあと一年となりますね。東京での開催は実に1964年以来2回目となります。1964年の大会はアジア圏で開催された初めての大会となりました。当時はまた、オリンピックはアマチュアの祭典と呼ばれていて、今とは随分違っていました。

1896年の第一回のアテネ大会より多くの変化を遂げてきたオリンピックですが、最も大きな変化といえばオリンピックのプロ選手参加解禁でしょう。この変化にどのような歴史的背景があるのかを調べてみました。


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アマチュアの祭典からプロ選手参加容認へ

 

1914年のオリンピック憲章アマチュア規定が置かれ、長らくオリンピックはアマチュアの祭典とされていました。しかし最後のアマチュア主義であったIOC会長ブランデージが1972年に会長を退き、1974年にその規定からアマチュアという言葉そのものが取り除かれることになりました。それから段階を踏んでプロ選手出場容認が勧められ、各競技のプロ選手の参加については各IF(国際競技連盟)に任されていました。さらに1980年にIOC会長に就任したサマランチ会長はオリンピックのプロ選手出場容認、商業化を推し進めました。

ちなみに1992年バルセロナ大会から正式種目となった野球に関しては、2000年度のシドニー大会ではプロ・アマ合同チーム、それ以来オリンピックにはプロの選手のみが参加しています。2016年のリオ大会では、当時プロ選手の参加を唯一認めていなかった参加競技であったボクシングにおいて、プロ選手の参加が解禁されました。

*フィギュアスケートにおいては選手は公式試合に出場する現役選手はアマチュア選手であり、スケート連盟から選手登録を抹消し、公式試合ではなくアイスショーなどに出場する選手がプロ選手と呼ばれます。

 

アスリートたち

 

なぜアマチュアでなければならないという規定が取り除かれたのか?

スポーツ選手であり続けるにはお金がかかる

スポーツにはお金がかかります。ましてやオリンピックに出ることができるようなレベルの高い選手育成には練習場所の確保、遠征費、コーチ代、衣装・ユニフォーム代など莫大なお金がかかります。完全に無報酬無収入でスポーツを続けるには金銭的に余裕のある高い社会階級出身のプレイヤーに限られることが差別であるとの批判を招きました。

ステートアマチュアが有利で西側諸国の不満が爆発

かつて、旧ソ連や東ヨーロッパなどのいわゆる東側社会主義国では、国家政策の一環として、有能な選手は国家より集められ、国家から報酬、身分の保障、練習環境、生活全般にわたる援助、ひいては生涯の保障が行われていました。国家のためにスポーツをしなければならない重圧、精神的にも肉体的にも管理される生活を逃れようと西側諸国に亡命したアスリートもいたようです。

今でも中国や北朝鮮では行われています。中国では各スポーツの指導者たちが遊んでいる子供たちの動きを観察し、スカウトをします。才能のある子供たちは幼少より厳しく管理された練習環境に置かれます。

オリンピックではアマチュア選手のみが出場できるという規定になっているにも関わらず、これらの国家では「社会主義にはプロが存在しない」という理屈のもと、このステートアマチュア、と呼ばれる事実上プロ選手がオリンピックで多数のメダル獲得をすることに対して西側諸国の不満が噴出しました。

オリンピック商業化

1976年のモントリオール大会では10億ドルの赤字を出し、オリンピック開催には巨大な資金がかかるということが明るみに出ました。1972年ミュンヘン大会で「ミュンヘンオリンピック事件」が起きたことにより、モントリオール大会では莫大な警備費がかかったとも言われています。

1984年のロサンゼルス大会ではユベロス大会組織委員長が手腕を発揮し、オリンピックにおけるボランティア活用や既存施設を利用するなどの徹底的な支出削減、公式スポンサー企業の一業種一社限定策、テレビ放映料などによる収入増加に成功します。結果2億ドル以上の黒字を叩き出しました。さらには莫大な放映料を支払ったアメリカのABCも大きな利益を上げ、このロサンゼルス大会の成功により、オリンピックはお金になる、という意識を世界に広める結果となりました。このことはさらなる大企業のスポンサー参加、オリンピック立候補国の増加さらにプロ選手の積極的参加への流れなどにつながりました。

1896年第一回アテネ大会以来120年もの間オリンピックは政治的、商業的に利用されながらも発展、巨大化を遂げてきました。のちにギリシャの経済破綻に繋がることとなった、2004年アテネ大会で行われた多額の費用が投入されたインフラストラクチャー整備での失敗、2000年シドニー大会での巨大スタジアム建設の失敗などもあり、近年では開催地立候補国が減少しています。しかし長期的なプラン作りを入念に行った2012年ロンドン大会における成功モデルもあり、2020年東京大会では大きな経済効果が期待されています。

東京風景
 

アマチュアのための大会であるべき?

平和の祭典今もなお、オリンピックはアマチュアのものであるべきだ、という意見が根強く存在しています。あの元プロ野球選手イチローもオリンピックプロ選手参加は基本的に反対であるという意見を述べたそうです。

しかしながら現実問題として、生活の大半を練習に費やさなくてはならないトップアスリートが無収入かつ、スポンサーからの援助もなくスポーツを続けていくことは困難です。そしてオリンピックでは各国のトップの選手が参加し世界一のアスリートを競う大会であることを期待されているのでプロ化が求められることは自然の成り行きであるというのが大多数の意見のようです。

様々に変貌を遂げながら発展し続けてきたオリンピック大会ですが、世界中の観客の願いはオリンピックが平和の祭典であり続けてくれることでしょう。プロ・アマ問わず、アスリートが大舞台で懸命に戦う姿は美しく、感動的です。そんなアスリートたちが楽しく納得いく形で競い合える舞台であり続けてくれることを願ってやみません。


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