カジノ実施法案ってどうなってるの?
IR実施法案のいま
さてさて、久しぶりのカジノ・IR法案関連記事です。
今回は「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案」についてものすごーく噛み砕いてみました。
前回もお話ししたように今、政府は実施法案(どうやってカジノやるかってこと)を作ってて、3月には国会に提出したいところ。

*この写真はシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ ホテル&カジノ
光は太陽光エネルギーですってよ、奥様!エコですわねぇ
規制案を政府が作ってみた
まずは政府がこの法案のなかで、規制案を作ったんだよね。もちろん色々書かれてるんだろうけど、その中の例がこんな感じ
「カジノの敷地面積はリゾート全体の敷地面積の3%を超えちゃだめね。あ、あと3%以下でも1万5千平方メートル以上にしちゃだめだから気をつけてね!」
「カジノは納税率30%にしようかな。あ、でも収入が1500億円以下は30%、3千億円以下は40%、3千億円超は50%っていうのもいいよね。」
「入場料は2000円ねっ」
「日本人はカジノに週3回、合計で月10回までしか入っちゃダメ!!」
「日本に住む人の入場履歴はICチップ付きのマイナンバーカードでチェックするよ」
規制案を与党(自民党&公明党)で話し合ってみた
それを連立与党の自民党と公明党が話し合ったわけよ。だけどそもそも違う政党だから「あんたの言うこといつもいいねぇ、賛成!」とはならないんだよね。
これがカジノプロジェクトにも影響してるんだ。
自民党くん!「はいっ!」
自民党の反応
「ねぇねぇ、ちょっと今の規制案厳しすぎない?もうちょっと緩めようよ、例えばさ・・・
- 月10回はいいけど、週3回っていうのは外さない?
- その敷地面積規制があったら、採算取れないよ!
- マイナンバーカードなんてみんな持ってないじゃん。だったら、生体認証(指紋認証とかね)との併用にしようよ
- 2千円はいいけど、それ以上はやめようよ
- 待って待って、納税率30%って高すぎない?!あと、もう一つの段階的に上がるのなんて論外だよ
- 2、3箇所じゃなくてもうちょっと作らない?
どうよ、こんな変更どう?」
って言ってるのね。
公明党くん!「はいっ!」
さてさて、今度はそれを受けて公明党が党内部でカジノプロジェクトについてミーティングをしたんだって。
公明党はギャンブル依存症の問題あるから、カジノ解禁に元々あんまり賛成じゃないんだよね。
そしたらね、もう「自民党は何言ってんだ!ダメだダメだ!」ってなってんだってさ。
「1週間に何度も行くなんて生活の破綻だわっ!週3回を外すなんてもってのほかよ」
「大体がねぇ、まずはギャンブル依存症対策基本法案ができなかったら絶対に進めないんだからね!」
「最初2、3箇所のスタートって言ってたじゃないの!!約束破るの?!」
なんて実際言ったかどうかはしらないけど、そういう意見なわけです。
結局のところ実施法案はいつ提出されるの?
でも、それ難しそで4月”以降”になりそうだって。
なんだかそんな気はしてた。日本のギャンブル/カジノアレルギーはかなりのものだもんね。