「毎日カジノ」と「時々カジノ」その差は?
第3回:カジノごとに異なるゲームの設定
今回のお話はプレイヤーによって好みが分かれる、または全く気にしない部分でもあるので、あっちのカジノよりこっちのカジノのほうがいい! と決めつける内容ではなく、「カジノによってこんな違いがありますよ」という意味で参考にしていただければ幸いです。
人気のゲームプロバイダーはどこのカジノにもあるので、「似たようなゲームラインナップのカジノにあえて登録する必要もないだろう」という考え方や、「同じゲームなんだからプレイする環境も同じだろう」と思っている方もいるでしょう。しかし、実は違いがあるのです。
違いに気付いたきっかけ
因みに、私がゲーム環境を意識し始めたきっかけは今から10年程前、まだオンラインカジノを始めて間もない頃でした。
「Playtach社のルーレットでしか遊ばない」という偏ったプレイヤーだった私は、メニュー画面が同じであることに安心感を覚えたこともあって、インストールタイプの似たようなカジノに12か所も登録していました。
それまで遊んでいたカジノではルーレットのミニマムベットが$0.1~という設定だったのですが、13か所目に登録した某カジノでは$1~という設定になっていたのです。
「同じゲームプロバイダーで同じヨーロピアンルーレットなのに何で・・・?」
私は困惑しました。
そのカジノは、名前が「インペリアル」という高貴なイメージであったこともあり、「このカジノはお金持ちが集まるカジノなんだ・・・」と、勝手な妄想を抱いて逃げ出したのを今でも鮮明に覚えています。w
よくよく考えてみると、ルーレットのレイアウトに各カジノのロゴが入っている時点で全く同じものではないことに気付きました。それはつまり、何らかの手を加えてからカジノ側に組み込まれていることになりますよね。そう考えるとグラフィックだけでなく、各種の設定項目が変更されていてもおかしくないわけです。
私はこの時から「同じゲームでもカジノによって環境は違う」ということを意識するようになったのです。
その後、スロットプレイヤーへ転身したことで より一層自動プレイに伴う各種設定の違いに敏感になり、「あのカジノの設定では絶対にこのゲームはやらん!」と、カジノごとにプレイしないゲームを選別するほど拘りを持つようになりました。
人によって感覚は違うかもしれませんが、私は自動でのプレイがメインとなるスロットのほうが特に影響力が強いと思うので、ここでは いくつかの例を挙げながら各カジノごとに異なるスロットの設定にフォーカスしてみましょう。
「毎日カジノ」と「時折カジノ」サイトの差は何? 第1回:決済関連のパラメータ 第2回:カジノ固有のコンテンツ vs 期間限定キャンペーン 第3回:カジノごとに異なるゲームの設定(以下に続く) ● グラフィック(画面表示) ● プレイに影響を及ぼす機能の表示 ● ベット額のバリエーション ● 自動スピン回数 ● 高速スピン ● RTP(Return To Player) ● まとめ
グラフィック
視覚的な違いなので、遊び慣れたカジノでの印象が強ければ強いほどその違いに気づき易いですね。
まず最初の例として、インストールタイプの某カジノとブラウザタイプの某カジノで同じゲームの画面を見比べてみましょう。
例1:FORTUNATE 5/Playtach社

※ 左がワイルドジャングルカジノ、右がエルドアカジノ
左がインストールタイプ、右がブラウザタイプのカジノです。
ジャックポットの金額が表示されている部分が違いますね。
私は個人的にインストールタイプのほうが本家だと思っているのですが、やはり左側の本家のほうがしっくり馴染んでいるように見えます。
ブラウザタイプのほうは後付け感が出ているように見えるのは私だけでしょうか?
👇エルドアではインストールとブラウザ、プレイヤーの好みでどうぞ!
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例2:MAGICAL STACKS/Playtach社
![例2 例2]()
※ 左がワイルドジャングルカジノ、右がカジノエックス

同じく左がインストールタイプ、右がブラウザタイプのカジノです。
左側の本家のほうはスロットの台を表示したままでモニター部分にインフォメーションが映し出されるようになっていますが、ブラウザタイプのほうは若干チープな縦型スライド表示となっています。
更に言うと、本家のほうはインフォメーションを表示している間に専用のBGMが用意されていますが、
ブラウザタイプのほうは無音です。これはちょっと残念ですね。
これらの例はあくまでも視覚的な違いだけなので、好みによってどちらを選んでも問題ないでしょう。
👇キミはブラウザ派? インストール派?
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プレイに影響を及ぼす機能の表示
しかし、見た目以外にも影響を及ぼす画面表示があります。それらを紹介しましょう。
QUICKSPIN社のスロットに採用されている「トークン」やMicrogaming社の「ロック解除」のように、画面上に表示があるかどうかで特別なシステムの採用状況が変わる機種も存在するので注意が必要です。
🗝 マイクロゲーミングのスロット中に出るアレは何だ? 「実績のロックを解除」とは?
![トークン機能 トークン機能]()
※ シンプルカジノのクイックスピン社トークンシステム

左上にコインマークのようなものが表示されるカジノではトークンシステムを利用できますが、何も表示されていないカジノではトークンを利用することができません。
カジノによってキャンペーン中だけ利用できたり、還元方法もリアルマネーだったりボーナスマネーだったりします。
QUICKSPINの全ての機種が対象ではないことや、カジノによって利用できる機種が微妙に異なっていたり・・・
お得な機能ではあるのですが、イマイチ統一感がなく謎の多いシステムだと思っている方も多いでしょう。
これらの機能はカジノがプロバイダーからゲームを導入する際に、「オプション」として付けるかどうかを決めています。
トークンは機種ごとに獲得枚数が決まっているので、他のカジノにも登録してトークンハンターを目指すプレイヤーも少なからずいるのではないでしょうか。
しかし、残念ながらトークンはほとんどのカジノで封印されていることが多く、新しくカジノへ入金する前に一度ゲームを立ち上げてコインマークを確認することをお勧めします。
注)無料プレイではコインマークが表示されないので、確認するためにはカジノへの登録を済ませた後にログインしてからゲームを立ち上げる必要があります。
👇トークン機能採用のカジノ(一部)はこちら!
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ベット額のバリエーション

※ 左がカジ旅、右がベラジョンカジノ
ベット額はプレイする前に必ず設定する項目なので、カジノごとに選べるベット額が異なることはご存知の方も多いかと思います。初めて打つ機種、資金が心細い時、もしくはデータ取りの検証を行う際には最低ベットがなるべく低いゲームを使いたいところですよね。
しかし同じ機種なのに、最低ベットが$0.2のカジノもあれば$1のカジノもある、となれば、ハイローラーでない限り$0.2から打てるカジノに集まるのは当然です。
近年すっかり定番となったフリースピン購入というシステムもベット額が基準となるため、最低ベットが低いほうが親しみやすいのは言うまでもありません。
ベットバリエーションについても、なるべく細かく緩やかに上昇するような設定のほうがプレイヤーに好まれるのではないでしょうか。
特に初心者の方にお伝えしておきたいのは、最低ベットが$0.1のカジノと$0.2のカジノではコイン持ちにかなり差が出るということです。「ベット額の差がたったの10セント」という解釈ではなく、「消費が2倍になる」という脅威を事前に察知しておくことで、適切なベット額を決定するために役立ちます。
スロットは短い周期で勝敗が決まるゲームではないので、一度回し始めると引っ込みがつかなくなりがちです。みるみる減っていく残高を見ながら、マズイと思っていてもなかなか途中で止めることができません。
ボーナスさえ引ければ何とか。。。ならなかったね・・・ (´Д⊂グスン
という破産の王道パターンにハマらないように、身の丈に合ったベット額で楽しめるカジノを選んで遊びましょう。
👇低いベット額オプションが多いのはこのカジノ
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自動スピン回数
自動スピン回数の設定はカジノごとに異なることに変わりはありませんが、特定のゲームプロバイダーに限ってはこんな設定も。
メジャーなゲームプロバイダーの中で、私がいつも気にしているのはNETENTとRED TIGERです。
![オートスピン オートスピン]()
※ 左がカジ旅、右がベラジョン

上の写真はNETENTの設定画面ですが、見ての通りオートスピンの上限が100回のカジノと1,000回のカジノが存在します。RED TIGERも100回のカジノと2,000回のカジノが存在するので、長くプレイする方は上限の高いカジノのほうが便利ですね。
プレイスタイルは個人によって違いがあるので正解があるわけではありませんが、私としてはスピンの最大数が100回という設定は少な過ぎると感じています。
確かに100回毎にデータを取るプレイスタイルでは、100回以上のスピン設定は必要ないかもしれません。しかし、それ以下のスピン回数を細分化するくらいなら上限を引き上げては?
例えば10回、20回という設定は、そのスピン回数の間に他に何かできるわけでもないでしょうし、50回以下のスピン回数は必要なのか疑問に思っているのは私だけでしょうか?
せっかく「~しながらプレイができる」というメリットがあるのに、100回のスピンだと7分~10分程度しか時間を確保できません。
THUNDERKICK社のように5,000回とまでいかないまでも、せめてQUICKSPINやYGGDRASILのように1,000回くらいの設定ができると良いですね。
因みに私はNETENTやRED TIGERの機種をプレイする際、100回しか設定できないカジノではほとんどプレイしません。各カジノで検証を行うという目的でもない限り、NETENTの機種を打つならこのカジノ、RED TIGERの機種を打つならこのカジノというように決めています。
どちらのゲームプロバイダーも長く打ってこそBIG WINを獲得できる機種が存在するので、私にとって「自動スピン回数」は重要な選別材料なのです。
高速スピン
ゲームプロバイダーによってクイックスピン、ターボスピンと呼び方は様々ですが、共通しているのはゲーム展開を早める機能であることです。
どこのカジノでもこの部分は一貫性のあるゲームプロバイダーの方が多いので、カジノを選ぶ基準になるような項目ではないかもしれません。しかし、長く遊ぶプレイヤーであればあるほど、スピンの速度というものは後々重くのしかかってくるので軽視はできません。
![スピン速度 スピン速度]()
※ 左がカジ旅、右がベラジョンカジノ

カジノによって異なる設定になっているゲームプロバイダーとして代表的なのは写真にもある通り、またまたNETENTです。メニューを開くとスピンスピードの項目があるカジノとないカジノが存在します。
対して一貫性のあるゲームプロバイダーの例としては、どこのカジノでも必ず高速スピンモードがあるPlayn'Goや、逆に高速スピンモードを一度も見たことがないTHUNDERKICKなどが挙げられます。
スロットをプレイする上で高速スピンモードの重要性を感じるのは、やはりフォールタイプ(落ちものゲーム)の機種ではないでしょうか。リールタイプに比べると、ブロック崩しのように後からどんどん降ってくるので1スピンの時間が長くなります。そんな時にクイックスピンモードがないと、好きな機種でもちょっとダルくなりますよね・・・。

ゴンゾーは面白い、確かに私も好きです。しかし、遅いのは嫌だっ!
通常の6倍速でプレイできるカジ旅のBlitz機能とまでいかないまでも、落ちゲー機種をプレイするのであれば、せめてクイックスピンモードは欲しいところです。
もし今プレイしているカジノで高速スピンモードがないのであれば、他のカジノを覗いてみるのもいいかもしれません。
ゲーム数が嵩むスロットだからこそ、時短に拘る価値はあると思いますよ。
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RTP
最後はあまり深入りしませんが、勝敗に関わるRTPについて・・・です。
カジノごとに設定が違うとなれば大問題なわけですが、人気ゲームプロバイダーであるPlayn' Go は実際にカジノによって設定が違います。
![RTPの違い RTPの違い]()
※ 上がカジノシークレット、下がカジ旅

ほとんどのビデオスロットのRTPは96%台の設定になっていますが、メジャーなカジノであっても94%台のカジノは存在します。
こちらはプロバイダーが提示するいくつかのRTP数値オプションの中から、カジノ側が選択するようになっていますが(プロバイダーによっては選択を与えず同一RTPという社も)、プレイヤーの指摘によってカジノ側が設定を変更したという事例もあります。
元々RTPはどこのカジノでも確認できるようになっていることが多いので、気になる方はあちこちのカジノで比較してみるのも良いでしょう。
しかし、厄介なのはRTPを公開していないカジノの存在です。
通常はスロットのプレイ画面やメニューの中にある「?」マークをクリックすると、ゲームのルールと共にRTPが表記されているのが一般的ですが、そこにRTP表記がない・・・となると、スロットプレイヤー達にとっては異常事態とも言えます。
「このカジノ、RTP公表してない! なんか怖いから登録するのやめよ・・・」
そんな経験ありませんか? いずれかの設定はされているはずですが、隠している時点で低く設定していると思われても仕方ないですよね。プレイヤーに安心して遊んでもらいのであれば、カジノはきちんと公表するべきだと常日頃思っています。
Playn'Goはとても人気のあるゲームプロバイダーですが、カジノがRTPをオプションの中から選択できるプロバイダーの一つです。どこで遊んでも環境は変わらないと思っていた方は是非チェックしてみてください。
因みにキャッシュバックで有名な某カジノも、実はPlayn'GoのRTPが94%台に設定されています。
こちらはキャッシュバックの待遇があるので、私としては例外として大目に見ているところですが、2%の差がどうしても気に食わない! という方は他のゲームプロバイダー/カジノで勝負しましょう。
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まとめ
第1回から3回まで、プレイヤー側の視点とカジノ側の視点、様々な切り口で紹介してきた今回のテーマですが、何かを考え直す「きっかけ」は生まれましたか?
年々早まる時代の流れに反して、人は「慣れ」というその場に留まる思考を少なからず持ち合わせています。変わらぬ毎日を過ごしている間に周りの環境から取り残され、いつの間にか時代遅れになっていることに気付かないこともあるでしょう。
特にサービスを提供するカジノ側は「改善」というものに終わりはありません。
どんなに斬新なアイデアでも、時が経てばそれが「通常」「平均」になり、いずれは「並み」以下になって誰も見向きもしなくなります。
需要に応え、完成させるための改善ではなく、改善することで新たな需要を生み出すこと。
それが最先端を貫くビジネスの基本であり、需要に振り回される改善にならずに発想を楽しむ秘訣でもあります。
生み出すのはカジノ側の役割であり、評価して選ぶのがプレイヤー側の役割。
その構図はこれからも変わりませんが、プレイヤー側の意見がもう少しカジノ側へ浸透すれば、プレイヤーの不満は解消され、カジノ側はより効果的な改善と新たな発想の糸口が見つかるかもしれません。
プレイヤーの全ての要望は叶わなくとも、プレイヤー達のわがままな発想はきっとカジノ側が進展するための重要な鍵となることでしょう。
オンラインカジノを取り巻く環境は今後も様々な変化が訪れると思いますが、その度にお互いにとって良い方向へ向かっていくことを、私はもちろん、ジャパカジは願っています。
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