さまざまなギャンブルには、さまざまな伝説的人物がいます。
50年以上のキャリアと10個のWSOPブレスレットを誇るドイル・ブランソンもそのうちのひとり。伝説的なポーカープレイヤーである彼は、WSOP史上初の連覇を成し遂げ、初めてトーナメントで100万ドルを超える賞金を獲得したプレイヤーでもありました。
ポーカーの生ける伝説というべきドイル・ブランソンを知っていますか?
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目覚ましい勝利
世界的なポーカートーナメントであるワールドシリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)は1971年に第1回が開催されました。そして、1976年、1977年と初めて連覇を成し遂げたのがこのドイル・ブランソンです。ブランソンはそれぞれ220,000ドルと340,000ドルを勝ち取ります。
そして特筆すべきことには、そのどちらとも勝利のハンドが10−2であったことです。それ以降、10−2のハンドは、【ドイル・ブランソン】と呼ばれるようにもなりました。また、彼はトーナメントでの獲得賞金が初めて100万ドルを超えた最初のプレイヤーであり、10個のWSOPブレスレットを勝ち取った稀代のポーカープレイヤーでした。
彼のWSOPブレスレットを獲得した際の最大の勝利は、2005年の$5,000 No Limit Shorthanded Texas Hold’emで、その賞金額は367,800ドルでした。
ドイル・ブランソンを有名にしたもの

世界最大のトーナメントであるWSOPでは、当初より常連のプレイヤーでした。そして、1976年、1977年の連覇により名実ともに世界最高のプレイヤーとしてその名を轟かせることになるのです。
ブランソンの初めての著書は「Super Systems」で1978年に自費出版されました。この中で彼は、どのようにすれば彼のように勝てるか、どのように戦略を立てるのか説き、ポーカーのスタイルを一変させたと言われています。
ASOPでの活躍が、彼を有名にした理由であることに間違いはありませんが、そのトレードマークである10ガロンハットも一翼を担っていました。その姿から「テキサス・ドリー」とも呼ばれています。
彼はまたポーカーの戦略について書籍を何冊も著し、現在でも古典として愛読されています。特に「Super Systems」はテキサスホールデムにおける古典中の古典として知られています。
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ドイル・ブランソンの生涯
ブランソンは1933年8月10日アメリカはテキサス州の生まれ。将来を嘱望された大学生バスケットボールプレイヤーでしたが、膝の怪我でその夢を絶たれます。ポーカー自体は怪我の前からプレイしていましたが、就職後にポーカーで給料1ヶ月分以上を稼いだことから、次第にポーカーにのめり込むようになります。
それから友人たちとともにあちこちでギャンブルで稼ぐようになりましたが、ラスベガスに腰を落ち着けるようになりました。
連覇の後にも多くのトーナメントに参加し、数々の勝利を打ち立てています。2018年にトーナメントからの引退を宣言しました。最後に参加したWSOP 2018では、43,963ドルを稼ぎ、6位に終わっています。ブランソンの賞金獲得総額は6,100,000ドルを超えていると言われています。また、2004年にDoyles Roomというオンラインサイトが開設されましたが、現在はたもとを分かっているようです。
WSOPにおけるドイル・ブランソンの勝利
ブランソンは、その競技歴の中でWSOPブレスレットを10個獲得しました。これは、ジョニー・チャンと並び、歴代第2位となります。ここでは、彼のWSOPにおける勝利のすべてをその獲得賞金とともに一覧にしました。
🗓年 | 🏆トーナメント | 💰獲得賞金 |
1976 | $5,000 Deuce to Seven Draw | 80,250ドル |
1976 | $10,000 No Limit Hold’em World Championship | 230,000ドル |
1977 | $1,000 Seven-Card Stud Split | 62,500ドル |
1977 | $10,000 No Limit Hold’em World Championship | 340,000ドル |
1978 | $5,000 Seven-Card Stud | 68,000ドル |
1979 | $600 Mixed DoublesNo Limit Hold’em(with Starla Brodie) | 4,500ドル |
1991 | $2,500 No Limit Hold’em | 208,000ドル |
1998 | $1,500 Seven-Card Razz | 93,000ドル |
2003 | $2,000 H.O.R.S.E. | 84,080ドル |
2005 | $5,000 No Limit Shorthanded Texas Hold’em (6 players per table) | 367,800ドル |
ドイル・ブランソンのハンド
1976年と1977年の連覇が同様に10−2のハンドで優勝したことから、それ以来、10−2のハンドはドイル・ブランソンと呼ばれています。ちなみにどちらのトーナメントもこの手でフルハウスを達成しました。
あまり知られていないのですが、もうひとつ主にテキサスでドイル・ブランソンと呼ばれているハンドがあります。それはAとQの組み合わせで、彼は「この手を決してプレイしようとはしなかった」とその著書で述べています。
ドイル・ブランソンの戦略
彼の戦略のすべてはその著書に具体的に書かれていますので、詳細はそちらを参照していただくこととして、ここでは、その心構えをお伝えしましょう。具体的に解き明かすには紙面が足りませんしね。
ポーカーというものは決してひとりでプレイするものではありません。必ず相手がいて、プレイヤーは彼らを出し抜かなくてはいけません。そのため、必要なことは同じようにプレイしないことです。ルーティンに陥ることは、相手に自分の手を読んでくださいというようなものです。たとえ、同じ手が入ったとしても(10−2!)、毎回違うようにプレイする必要があります。
対戦相手が初心者の場合はこの限りではないのかもしれませんが、トーナメントの決勝テーブルでプレイするようなプレイヤーには通用しません。戦略は複数持っておくべきものなのです。
📕こちらからもドイル・ブランソンの戦略を学べます
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ドイル・ブランソンの書籍
現在のところ日本語で入手できるブランソンの書籍はありません。テキサスホールデムの戦略を明かした「Super Systems」「Super Systems 2」が、自伝として「Godfather of Poker」がKindle版で廉価に入手できます。また、オンラインポーカーでの戦略について解き明かした「Online Poker」という書籍も入手可能です。英語力に自信があり、ブランソンの戦略や生涯について興味のある方は一読してみるのもいいでしょう。
まとめ
50年以上のポーカーのキャリアを誇り、10個のWSOPブレスレットを獲得したポーカーの名手ドイル・ブランソン。WSOPを連覇した決勝のハンドには彼の名前が付けられ、またその著書は多くのポーカープレイヤーの道標ともなりました。これからも彼の功績は語り継がれていくことでしょう。
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