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残念ながら、正確にいつポーカーが生まれたか、を知る者はいません。とはいえ、テキサスホールデムはその名の如く、アメリカ・テキサス州から生まれました。まぁ確かに、フロリダ州で生まれてテキサスホールデムでは変ですものね。そんな事は皆さんご存知でしょうから、本日はその話ではありません。

ポーカー好きがもっと知りたいのは、これまでシングルゲームで勝利した最高額や、史上最大のオンラインポーカートーナメント、最長連続ポーカーセッションの記録樹立、はたまた最も高価なポーカーセット、なんていうインパクトのあるプレイについての事ではないかな?  以下の主人公を中心に今回は見ていきましょう!

ポーカープレイヤー氏名
1ブリン・ケニー
2クリス・マネーメーカー
3ジェイミー・ゴールド
4フィル・ヘルムート
5ジョー・カダ
Casiko Happy
カジ子

これからお話しする狂気沙汰とも言えるポーカーの実情と豆知識、キミはいくつ知ってるかしら?

ライブポーカーの事実

ライブポーカーイベントは頻繁に、高額なバイインと高額な賞金をもたらします。ほとんどのライブプロプレイヤーはプリフロップのアクションであおり、相手をフォールドさせることが多いようです。

1:最高賞金額のシングルトーナメント

過去最高額のシングルポーカートーナメントの記録は、昨年更新されました。2019年8月に開催されたTriton Million/トリトン・ミリオンで優勝したのは、中国・上海出身の投資家、Aaron Zang/アーロン・ザン。しかし、このトーナメントで最も大きな賞金を手にしたのは、準優勝したBryn Kenney/ブリン・ケニー。なぜかって? それは、ヘッズアップになった際、二人の間でディールが結ばれたから。(詳しくは下の記事を読んでね)

予定では優勝者に£19ミリオン(約24億5,000万円)が授与される予定でしたが、ディールにより£16,890,509(約21億7,500万円)が準優勝のブリン・ケニーに授与されました。予定の優勝賞金に比べると減ってしまいましたが、それでもこれは史上最高の賞金額となりました。

2:最もポーカーで稼いでいるプレイヤー

先に登場したBryn Kenney/ブリン・ケニーは現在、最もポーカーで賞金を獲得しているプレイヤーです。ケニーが獲得した賞金は今現在、$56,403,502(約61億5千万円)にものぼります。さらに驚きなのは、この賞金の半分以上が2019年に獲得したもの。

突如ポーカー界に現れ、猛スピードで他のプレイヤーを追い抜いたケニー、ケニーに追いつくプレイヤーは現れるのでしょうか?!(そういえば、WSOP2020を含め最近はケニーの名前を聞きませんが、どうしたのかな? 大金を獲得した後、十分稼いだのでまさか引退?!

3:キャッシュゲームで最も稼いでいるプレイヤー

正直なところ、キャッシュゲームでの正確な獲得賞金を知るのは少々困難です。しかしながら、HighStakes DBによると、Phil Iveyがキャッシュゲームの王者のよう。これまでの獲得額は$19ミリオン(約20億円)を超えています。

4:テレビ放映された史上最大のキャッシュゲームハンド

これまでにテレビ放映された最高額のキャッシュゲームハンドは、Tom Dwan/トム・ドワンとPaul Phua/ポール・プアのハンドです。

A-Qのホールカードを持つドワンはプリフロップで5ベットオールイン、プアはポケットAでコールし・・・・・結果、プアが$2,353,500(2億5,600万円)を獲得しました。ドワンはプアがポケットAを持っていたのを知った時、やっちまった! という気分だったに違いありません。

WSOPの記録的瞬間

WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)は1970年にたった7人のプレイヤーで始まりました。それ以来、ライブポーカー最大の賞金プールを提供するまでに成長しました。

WSOPの人気は、Chris Moneymaker/クリス・マネーメーカーが世界最高のポーカープレイヤーの一人になったことによってブーストされました。マネーメーカーはサテライトからWSOPメインイベントのエントリー権を獲得し、見事2003年のメインイベントで優勝したのです。

5:最大のWSOP

これまでで最大となったWorld Series of Pokerは2006年。8,773人のポーカープレイヤーが参加し、賞金プールは$ 82,512,162(約90億円)を記録しました。この年のメインイベントで優勝したのはアメリカ人のJamie Gold/ジェイミー・ゴールド。彼はWSOPメインイベント史上、最高賞金となる1,200万ドル(約13億円)を獲得しました。

当時、この賞金額は他のスポーツやイベントの中でも最も大きなものでした。2019年のWSOPは再び8,000万ドルを突破する賞金プール、参加者も8,569人に達しましたが、もう一歩2006年の記録には及ばず。

今年はオンラインでWSOPが開催され、アメリカのオンラインギャンブル規制のため米国からのエントリーは少なく記録更新にはな利ませんでした。果たして来年は2006年の記録が破られるのでしょうか?! それにしても、マネーメーカーとかゴールドとか、賞金を得るべくして得たような名前を持った方が多いですね。w

6:最多WSOPブレスレット保持者

WSOPは1976年以来、ゴールドブレスレットを主要なトーナメントの勝者に贈っています。そのブレスレットを最も多く持っているプレイヤーは? それは、「Poker Brat/ポーカー界の悪餓鬼」とも呼ばれる、Phil Helmuth/フィル・ヘルムート。

彼は2つのメインイベントを含む、計15のブレスレットを保持しています。ヘルムートのポーカーキャリアには、108イベントという最も多くのWSOPインザマネー数と、52イベントという最も多くのWSOPファイナルテーブル進出数の記録も持っています。

7:WSOPメインイベントで優勝した最年少プレイヤー

アメリカ人のJoe Cada/ジョー・カダは、WSOPメインイベントで優勝した最年少プレイヤー。2009年、多くのプロプレイヤー達を含む6,494人と競い合い、見事メインイベントで優勝! 当時、カダはわずか21歳と357日という若さでした。

さらに彼は、2018年のメインイベントにも進出しています。結果は5位で終わりましたが、7,874人という多くの参加者の中から勝ち進み、ファイナルテーブル進出を2度果たしたプレイヤーはカダだけです。

オンラインポーカーの時代

初のオンラインリアルマネーポーカーは1998年1月にプレイされました。そしてポーカーブームは数年後の2000年代に起こり、それ以来数十万人のプレイヤーが定期的にプレイしています。現在もオンラインポーカー市場は成長を続けています。

8:最大規模のオンラインポーカートーナメント

最大のオンラインポーカートーナメントは、2015年10月5〜6日に開催されたPokerStarsワールドレコードトーナメントです。$0.01バイインという魅力が253,692人の参加者を集めたこのトーナメントでは、470ハンド後、オーストリアのポーカープレイヤー「DaDuman」が1万ドル(約109万円)の賞金と、ポーカーの歴史に名前を残すことになりました。

9:オンラインポーカーで人々が最もプレイした瞬間

PokerStars/ポーカースターズはこんなギネス世界記録も持っています。この記念すべき瞬間は、2009年9月6日に起こりました。なんと合計307,016人のプレイヤーが、42,814台のポーカーテーブルにログオンしたのです。これは、一度にプレイしてしている最多プレイヤー数となっています。

10:オンラインポーカー最高賞金プール

これまで最大のオンラインシングルトーナメント賞金プールとなったのは、2018年のMillions Online。この$5,300のバイイントーナメントには4,367のエントリーがあり、賞金プールは$21,385,000(約23億3千万円)となりました。しかし今年のWSOPオンライン、メインイベントではこの記録を塗り替えることになりそうです。

11:オンラインポーカー最高賞金

2018年のMillions Onlineトーナメントが最高賞金プールなら、オンライントーナメントの最高賞金もこのトーナメントのチャンピオン。

オランダのManuel “Sheparentao” RuivoがMillions Onlineの勝者となり、驚くべき$ 2,329,943(約2億5千万円)もの賞金を獲得しました。

これはオンラインポーカーで最大のシングルペイアウトですが、ここでもヘッズアップディールがあり、準優勝のPim “ForMatherRussia” de Goedeが“Sheparentao”よりもほんの少し少額の$2,309,994を獲得。ディールがなければ優勝者の賞金はもっと多かった筈なんですけどね。

そして、今年のWSOPメインイベントでは記録更新となるはずです。

狂気沙汰のポーカーレベル

目を見張る額の賞金が魅力的なポーカー。しかしそれだけに、ライブポーカーでもオンラインポーカーでも、スキルと集中力、そして持久力が必要なゲームなのです。

12:最長ゲーム

ポーカーの連続最長ゲームは、2013年にマニラで行われたAPT(アジアン・ポーカー・ツアー)でのアイアンマン・チャレンジでした。ゲームはなんと、45時間55分58.5秒続いたのです! 勝者となったアメリカ人、Daimon Shulenberger/ダイモン・シュレンバーガーは$18,240(約200万円)を獲得し、やっとベッドに潜り込むことが出来たとさ。

13:最長連続ポーカーセッション世界記録

2010年、アイリッシュアメリカンのポーカープロ、Phil Laak/フィル・ラークは、史上最長のポーカーセッションを記録しました。

当時37歳のラークは、ラスベガスのベラージオ・カジノでなんと115時間プレイし続けたのです。

このギネス記録のルールは1時間に5分の休憩が許され、その5分を取らなかった場合はまとめて取ることが出来ました。ラークはカフェインや興奮剤を摂る事なく、この5分休憩を貯蓄して時々30分の昼寝をしながらこのギネス記録を樹立しました。

14:最長オンラインポーカーセッション世界記録

これまでのところ、最長オンラインポーカーセッションのギネス世界記録は、オランダのTom Maaswinkel/トム・マースウィンケルに贈られています。マースウィンケルは24時間休みなく連続でプレイしました。しかし、この記録を破っているプレイヤーは数人いると推測されています。もしキミがその人物なら、その時間を公式にしましょうねっ!

ポーカーの楽しい事実と雑学

最後の章では、ポーカーの楽しい事実とあまり役に立たない(笑)雑学で締めくくるとしましょうかね。

15:最も高価なポーカーセット

世界で最も高価なポーカーセットは、Geoffrey Parkerというラグジュアリーカスタムゲームセットを製造するロンドンのブランドが作ったポーカーセットです。

巷で見かける単純なポーカーセットとはほど遠く、ケースはワニ皮に包まれ、ホワイトゴールドとダイヤモンドで覆われています。384枚のチップは18Kゴールドで作られ、合計22,364個の宝石が散りばめられているとか。赤チップ用にはルビー、青チップ用にはサファイアとエメラルド、白チップ用にはホワイトダイヤモンド、黒チップ用にはブラックダイヤモンドですって。

価格は$7.3ミリオン、約8億円。こんなポーカーセットでプレイしたら・・・ポットの額よりチップの方が高いじゃないですかっ! 購入した人がいるのか・・・は知りません。

16:ロイヤルフラッシュの確率

ポーカーでロイヤルフラッシュが完成する確率は、649,740:1と言われたりします。ですがこれは、5枚のカードでプレイするポーカーでの場合。テキサスホールデムのような7枚のカードで役を作る場合のオッズは、30,931:1です。もちろん頻繁ではありませんが、オンラインでプレイをしていると稀に見ることがあります。

📊このハンド、強気で勝負すべき?
役のできる確率を知って勝率を上げよ!

17:初期ポーカーは20枚デッキ

最も初期のポーカーは、20枚のカードデッキを使って4人のプレイヤー間でプレイされました。4種類のスートにはA、K、Q、J、10があり、この20枚のカードは4人のプレイヤーに5枚ずつ配られ、2ペア、3カードなどの役の強さを競ったようです。現在の52枚のデッキは、1830年代半ばに使用されるようになったそうです。

よくある質問

Casiko Happy

テキサスホールデムは、どこで生まれましたか?

Oka Kyoju Happy

テキサスホールデムはその名の如く、アメリカ・テキサス州から生まれました。

Casiko Happy

キャッシュゲームで最も稼いでいるプレイヤーは誰?

Oka Kyoju Happy

HighStakes DBによると、Phil Iveyがキャッシュゲームの王者のようです。

Casiko Happy

WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)は何年にスタートしましたか?

Oka Kyoju Happy

WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)は1970年に始まりました。